牛伝染性リンパ腫(牛白血病)ウイルス(BLV)遺伝子検査【定量】
- 用途
- 牛白血病疑い
- 検査内容
- 地方病型牛白血病(EBL)の原因となるレトロウイルスで、近年感染牛の増加が確認されています。
しかし、BLV感染牛であってもその多く(7割程度)は臨床症状が出ず、見過ごされる恐れがあります。感染を広めないためにも感染牛の特定は重要です。
また、すべてのBLV感染牛が他の牛への感染源となるわけではありません。血中プロウイルス量の低い個体からは伝播リスクが低いとされており、定量にて各個体の血中プロウイルス量を把握することにより、清浄化に向けた対策が立てやすくなります。
本検査では、リンパ球のゲノムDNAに組み込まれた「プロウイルス」をPCRによって検出します。
検出には感度特異性に優れた『BLV-CoCoMo-qPCR法』を用いています。本法で 10,000(/105細胞)以上となった個体は『高伝播リスク牛』と解釈されます。
- 対象
- 牛
- 報告様式
- プロウイルス量(コピー数/105細胞)
- 材料・検体量注意事項
-
○EDTA全血・・・2cc
○唾液、鼻汁
(ウイルス量が少ない場合があります。予めご相談ください。) - 輸送方法
- 冷蔵
- 検査日数(営業日換算)
- 4日
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