【遺伝性疾患】

VWD(フォンウィルブランド病)

用途
1.繁殖時の検査
2.止血異常
検査内容
フォンウィルブランド因子の質的・量的な異常から1次止血が障害されることによって引き起こされる遺伝性の止血異常症です。 症状によって3つのタイプに分類され、最も症状の重いタイプ3は致死性です。いずれのタイプもフォンウィルブランド因子の遺伝子領域の変異が原因ですが、変異部位が異なり、遺伝様式もそれぞれ異なります。
最近の研究で、ウェルシュ・コーギー・ペンブロークについては国内において、非常に高い頻度でフォンウィルブランド因子の遺伝子領域の変異(タイプ1)が見出されることが明らかにされました。その遺伝子頻度から、10~15頭に1頭が罹患犬となる可能性があると見積もられており、臨床上重要な問題となりうることが指摘されています。
本検査では犬種ごとに異なる変異部分を検査します。罹患犬の確定診断やキャリア犬の検出ができます。

*パピヨンの場合「PRA+VWD」のセット検査もございます。
対象
ウェルシュ・コーギー・ペンブローク

ドーベルマン・ピンシャー

バーニーズ・マウンテン・ドッグ

パピヨン

スコティッシュ・テリア

コーイケル・ホンディエ

シェットランド・シープドッグ
報告様式
「クリア」 「キャリア」 「アフェクテッド」
材料・検体量注意事項
EDTA全血・・・0.2cc
輸送方法
冷蔵
検査日数(営業日換算)
4日
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PRA(進行性網膜委縮症)