会社案内

いつも弊社検査サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。

私共は、動物病院の先生から病気の診断のため提出された検査検体をお預かりし、検査を実施してその結果をご報告する、ということを仕事とする、動物の臨床検査会社です。

物を作って売る会社とは違い、私共がお客様にお納めするのは「検査結果」という情報であり、実体がありません。製品であればお客様がそれを手に取って、見たり触ったり、実際に使用するなどしてその良し悪しを判断できます。もしその製品が役立たない、または使いにくいとなれば、払った金額に見合わないということで、返品するか、そこまでしなくとも、もう2度と買わない、ということになるでしょう。

一方、私共がお納めする「検査結果」はどうかと申しますと、検査結果は、数値であったり、「陽性」、「陰性」などの文字であったりするだけであり、製品のように触ったり、使用したりすることができません。良し悪しを実感することができないのでそれが正しいものであるかをお客様自身が判断するのは困難といえましょう。

このように、検査結果という“納品物”は、その妥当性についてお客様自身が評価しにくいものであるにもかかわらず、繰り返し検査を利用していただけるのはなぜでしょうか。それはお客様が、「この検査結果が正しいものかどうかは自分では判断できないが、この検査会社が検査したということだから、一応、概ね正しいものであると信じておこう。」と思ってくださっているからではないでしょうか。もちろん、その検査の根拠となる技術が優れたものであるという前提があることは言うまでもありませんが、その検査の性能を吟味して導入の可否判断をするのも検査会社の重要な仕事の一つです。このように考えると、検査会社の仕事というのは、お客様からの信用が100%であり、それが無くては1歩も立ち行かないと言えます。弊社においては2005年のサービス開始以来、長きにわたり検査サービスをご利用いただいておりますこと、ありがたく、感謝に堪えません。

信用を得るためには、検査精度の維持向上に常に務めることはもちろんですが、少しでも検査結果に疑問を持ったお客様が気軽にお問い合わせしやすい雰囲気を作るとともに、問い合わせに真摯に対応することも重要と考えております。弊社は、明日の利潤よりも10年後の信用を得ることを旨とし、ご依頼にこたえてまいります。

代表取締役　大里 義治